1994 Launch

PlayStation

ポリゴンが描いた、次元を超える魔法

CPU 32-bit RISC (33.9 MHz)
GPU GTE (Geometry Engine)
Media CD-ROM (650MB)
Sound 24ch PCM (44.1kHz)

全てのゲームが、ここに集まる。

1994年12月3日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(当時)から発売された初代「PlayStation」は、それまでのカートリッジ文化からCD-ROMへの移行を一気に加速させ、世界のゲーム市場の構造を根底から変えた歴史的なハードウェアです。「いくぜ100万台」という強気なキャッチコピーから始まり、最終的に全世界で1億台以上を販売するという金字塔を打ち立てました。

3Dポリゴンがもたらした映像革命

最大の特徴は、最初から「3DCGのリアルタイム描画」を前提として設計されていた点です。当時最先端だった「ポリゴン」という言葉を一般層にまで浸透させ、それまで平面的だったゲーム画面に「奥行き(Z軸)」をもたらしました。これにより、映画のような自由なカメラワークや立体的なステージ構成が可能になり、バイオハザードやメタルギアソリッドといった新次元のアクションゲームが次々と誕生しました。

CD-ROMが変えた「ゲームの流通と表現」

さらに革新的だったのは「CD-ROM」の採用です。従来のROMカセットの数百倍という大容量(約650MB)を活かし、美麗なプリレンダムービー、フルボイスのセリフ、そしてオーケストラによる生音BGMなどが実現可能になりました。また、CDのプレス生産はカートリッジの半導体メモリに比べて非常に安価かつ短期間で行えたため、ソフトの低価格化や迅速な追加生産が可能になり、ゲーム業界のビジネスモデルそのものを近代化させたのです。

ゲームを「大人のエンタテインメント」へ

PlayStationは、そのクールなデザインと、クラブカルチャーや洗練されたCMを取り入れたマーケティングによって、「ゲームは子供のおもちゃ」というイメージを払拭しました。『ファイナルファンタジーVII』をはじめとする大作RPG群が牽引し、大学生や社会人も巻き込んだ巨大なエンタテインメント市場を形成しました。現在の「大人も楽しむデジタルエンタテインメント」としてのゲーム文化は、このハードから始まったと言っても過言ではありません。

💡 PlayStation・トリビア

初代プレステは、実は以前「任天堂との共同開発プロジェクト(SNES-CD機)」としてスタートした経緯がある。交渉が決裂したあと、ソニーは独自に開発を継続し、それが後のPlayStationとなりた。もし共同開発が続いていたら、今のゲーム史は全く違うものになっていたかもしれません。

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📝 コレクターズ・ノート

「コレクターズ・ノート:初期型(SCPH-1000)は背面の端子が豊富でオーディオファンにも人気がある。今遊ぶなら、読み込みの安定した後期型が実用的だ。」

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